長い名前は逆に覚えやすい

世界史一口メモ?

貴方が理系で、受験で使いもしないのに世界史をやっており、卒業できる程度に定期試験をやり過ごしたいなら覚えておくとお得な人物がいます。彼の名は

マルクス・アウレリウス・アントニヌス

アントニス、です。アントニスではないので注意。

やったらめったら出て来ました。理系向けにさらっと説明で参りますとパックス・ロマーナ(ローマの平和、B.C. 27 から A.D. 180)の終わりの方に出てくる、五賢帝の一人です。哲人皇帝とも呼ばれ、中国の歴史書である「後漢書」に記述されている「大秦国王安敦」というのは彼のことなのでは? と言われています。大秦というのはローマ帝国、安敦でアントニヌスですね。

理系の世界史ですからまあこんなところです。何で重要なのか、ということを個人的に考察してみると

  • 五賢帝の最後である。「パックス・ロマーナ」の終わりです。(息子が馬鹿だったばかりに……。)
  • 哲学を好んでいる。「自省録」なんていうのも書いています。
  • ベトナムまで使者が行ったことになっています。おお、交易が。
  • 名前が長い。

最後がポイントです。ほとんどの人に不評でした。カタカナ嫌いの方にはアレルギーものでしょう。世界史が嫌い、という人に「ああ、あの人。イヤだったな」と妙に記憶に残るほどのインパクト。でも覚えられているから良いのかもしれません。

この人の名前を覚えておけば、「とりあえず世界史はやったぞ」という充足感が得られること間違いなしです。あと、テストに出やすいので2点くらいは稼げます。

案外「うぐぐ」と思うほど変だったり、長かったりする名前の方が覚えやすいものです。芝居をやっていても、長台詞の方がすんなり頭に入ってきます。逆に、「ああ」「そうか」「何っ!」なんて台詞の方がどこに挟むのだったか忘れやすい。

いや、いつ入ったって同じではないですか。言っても言わなくても変わらなかったりします。でも忘れるわけにはいかないのです。次の行動のきっかけになったりするので。

理系に世界史なんて必要ないではないですか。やってもやらなくても変わらなかったりします。でも忘れるわけにはいかないのです。自分の教養の一部となったりするので。

以上、世界史が捨てられている学校教育を嘆きつつ、人名アレルギー、カタカナアレルギー人口の減少を願いつつ、甘酸っぱい学生時代を思い出して頂こうのコーナーでした。

参考:

ちなみに、個人的に好きだったのはずっと時代が下って、ハプスブルク家です。

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